LCC(ローコストキャリア)という言葉は聞いたことがあると思います。LCCはサービスを極限まで削ぎ落とし、離発着を早朝・深夜等の空港利用料が安い時間帯を利用することで、ANAやJAL等のFCC(フルコストキャリア)と価格面で差別化を計って成長してきました。
一方極限までコストを削っているため、以下の面においてANAやJAL等のFCC(フルコストキャリア)と比べると肝心な時の不安がありました。
- 1.遅延・欠航が多い
- 2.振替輸送がない
- 3.スターアライアンスなどのように同アライアンス間の乗り継ぎができない
2と3については、先日よりLCC連合内の一括予約および無償振替保証ができるようにサイトリニューアル(英語サイトです)されたようです。
本記事は、LCC連合のサーボスの大幅な改善を受けて実際にどのように変わってくるのかご紹介します。
目次
バリューアライアンスとは
「バリューアライアンス」は2016年5月に以下の7つのLCC会社によって設立されています。当初は8つでしたが合併により現在は7社になっています。
- セブパシフィック航空
- チェジュ航空
- ノックエア航空
- ノックスクート航空
- スクート航空
- タイガーエア・オーストラリア航空
- バニラエア
Momo-rock
LCC会社のイメージ
私が昨年の夏にエアアジアを使ってバリ島を単純往復したように、目的地と国内空港の単純往復で旅行先を決めるといったスタイルの方が多いと思います。
すごく頑張れば自分で複数のLCC会社のWEBサイトから乗り継ぎ便を予約することもできたと思いますが、慣れない海外・空港で効率的な旅券の発行は難しいので私と同じようなイメージを持っている方が大半なのでは無いでしょうか?
私がFCCのガルーダ・インドネシア航空ではなくLCCのエアアジアを利用した理由はこちらで詳しくご紹介しています。

サイトリニューアルで得られたこと
今回のサイトリニューアルで以下のサイトから出発空港と目的地を入力して検索することで、バリューアライアンス内の乗継便も合わせて検索可能となり、一括予約も簡単にできるようになりました。
これが何を意味するかですが、使い勝手が向上したことで以下の世界三大アライアンスにバリューアライアンスが割って入ってくる可能性が出てきたと言えるのではないでしょうか?
- スターアライアンス(ANA)
- ワンワールド(JAL)
- スカイチーム
2018年はLCCの存在感が増す!?
私はANAの陸マイラー活動を続けていますが、考えようによってはLCCもありなのでは無いかと昨年から思っていました。FCCでできる複数都市の回遊がLCCだと難しく、1回のお休みで1都市しか行けないということが結構引っかかっていました。
Momo-rock
今回のサイトリニューアル(簡単な英語力は依然必要)によって、複数都市の回遊・乗継が可能になったので、FCCにこだわらず格安で旅行に行きたい方々にとっては大きな改善です。
FCC(フルキャストキャリア)との差
今回のサイトリニューアルによって使い勝手は改善されましたが、依然としてANAやJAL等と比べると利用できないサービスがあります。
これは、圧倒的に航空券が安いということで払拭できると思いますが、簡単に触れたいと思います。
ラウンジの利用ができない
スターアライアンスゴールドメンバー(SFC会員含む)のように多くの空港でスターアライアンス運航便に搭乗することで利用できる手荷物検査後に利用できる空港ラウンジは残念ながら利用できません。
ただ、悲観することはありません。そんな方向けにあるのが「プライオリティ・パス」です。通常の購入だと最高年間4万円位する「プライオリティ・パス」ですが、一部のクレジットカードの特典として付帯しています。
この「プライオリティ・パス」があれば搭乗する航空会社問わずラウンジの利用が可能になります。
過去記事でご紹介している、MUFGカード・プラチナアメリカン・エクスプレスカードだと年会費2万円程度で本人と家族会員1名分の「プライオリティ・パス」の発行が可能です。

優先搭乗ができない
もともとそこまで重視していなければ問題ないのでは無いでしょうか?
荷物重量制限
これは結構厳しいと思いますが、よほど長期間(7泊8日)とかの旅行でない限り影響は限定的だと思います。
どうしても厳しい方は一番かさばる衣類を洗濯することで荷物を減らしてみませんか?

まとめ
まだリニューアルしたばかりなので、若干の不安はありますがこのように利用できるサービスの選択肢が増えることは利用者である私たちに取ってより便利になるので、どんどん進めてほしいですね。
以上「バリューアライアンスのサイトリニューアルでLCCがますます便利に!」でした。
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